華人短期ビザ滞在者向けの包括的プラットフォームを開設

文/『日本新華僑報』記者 王亜囡
2020年は記憶に刻まれる年であり、人類史において一つの節目となる年になった。この一年、あまりに多くの受動的変化や能動的変化、不可避の変化や喜ばしい変化があった。また、言葉で言い表せないような分断や中断、そして終焉も多くあった。
増え続ける感染者数が人々の不安を駆り立て、人々は移動を制限され、長引く新型コロナウイルス感染症の拡大に降伏しようとしている時、この情勢に抗うように、ある在日中国企業が船出した。数か月にわたる綿密な準備と無数のテストを繰り返した後、オンラインショッピング、コンサルティング、旅行計画等の情報を統合した中国語の包括的プラットフォームを立ち上げたのである。

本社を東京都豊島区池袋に置く株式会社ゴールデンブルは、主な事業として、日用消耗品、家電用品、雑貨、薬品の販売を行う。傘下にオフライン免税店の『優品・奥莱』、オンラインプラットフォームの『奥莱世界華人商城』等を有する。創業者の金幸健一社长は青島出身の清々しい青年である。彼は日本の大学を卒業後、通信、コンサルティング、国際貿易、eコマース、公益社団法人等の分野で着実に実績を積みながら、経済情勢や国際関係を予測し、その都度産業のモデルチェンジを成し遂げてきた。
2020年に入ると、新型コロナウイルスの感染拡大により、整然と運行していたグローバル生産・販売チェーンは、神の手の下で突然止まった。折よく、株式会社ゴールデンブルは強固で安定した基盤を頼みとして、情勢に逆らい、グローバルにeコマースプラットフォーム業務を展開し、破竹の勢いで業績を伸ばした。ゴールデンブルの配下でグローバルeコマースプラットフォームは着実に成長したが、多くの人々が苦悩に喘ぐ中、金幸健一社长は全く喜ぶ気もちにはなれなかった。そして、この真っ直ぐな青年は、新たなプラットフォームを立ち上げるべく静かに計画を練った。
それは、他の在日華人プラットフォームやオンラインコミュニティとは異なり、短期ビザで日本を訪れている中国人旅行者のためのプラットフォームである。突然訪れた新型コロナウイルスの感染拡大、緊急に打ち出される数々の新たな出入国政策、キャンセルせざるを得なくなった航空路線……短期滞在ビザを所持する多くの中国人同胞は、様々な理由で日本に留まることになり、彼らが遭遇した様々なトラブルは前例のないものである。ある時偶然、数人の同郷人が帰国のための高額な航空券について話しているのを耳にし、彼らの憂慮が金幸健一社长の記憶と重なった。早く帰国して家族と団らんしたいと切実に願いながら、一方では情報に阻害され、無駄足を踏んだり無駄なお金を使うのではないかと気を揉む。学生の頃、少しでも安い航空券を手に入れようと、あちこちに問い合わせて夜遅くまで苦労した経験は今も彼の記憶に新しい。
感染症のパンデミックという非常事態に直面し、短期ビザで日本に滞在している同胞たちには多くの戸惑いやニーズがあるに違いない。馴染みのない土地にあって、彼らの悩みはさざ波のように広がっていった。王琨がゴールデンブルの社員たちを率いて休日出勤や残業をしながら「優品・奥莱予約商城」を立ち上げたのは、彼らのためである。新たなプラットフォームは大使館・領事館への問い合わせ、航空券予約、オンラインショッピング、オンライン予約等の機能をカバーし、8月12日に正式にリリースされた。
コロナ禍によって祖国に戻ることができないあなた、絶えず更新される出入国政策に困惑しているあなた、高騰する航空券とその予約に悩むあなた、気の利いた手頃なお土産をどこで買うべきかと悩むあなた、株式会社ゴールデンブルの『優品・奥莱予約商城』があなたの悩みを解決します。